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消化を助け、食欲増進効果が期待できる「わさび」 [豆知識]

  食材まめ知識 消化を助け、食欲増進効果が期待できる「わさび」

 わさびは日本原産で、古くから渓流などに自生しています。栽培が普及しだしたのは、江戸時代に入ってからのようです。
 国内の主要産地は静岡県や長野県などで、西洋わさびと区別するために、「本わさび」とも呼ばれています。
 わさび独特の強い辛みのもとは、細胞内にあるシニグリンです。このシニグリンが、わさびをすりおろす過程で、別の細胞内の酵素と反応を起こし、アリルからし油(アリルイソチオシアネート)という辛み成分となります。
 アリルからし油は、揮発した状態で抗菌反応が活発になり、細菌やカビの増殖を抑える効果があるといわれています。
 また、胃液の分泌やだ液、消化酵素の活性化を促進して消化を助ける効果が期待できます。
 わさびは、薬味としてお刺し身やおすしには欠かせません。
 また、酒かすに漬けたわさび漬けはツーンとした香りが効いておいしいですね。
 香りは揮発性なので、使う直前にすりおろすのがよいでしょう。ぬらしたキッチンペーパーなどで包み、ポリ袋に入れて冷蔵保存できますが、なるべく早めに使いきりましょう。

▼△選び方ポイント▼△
みずみずしく緑色の濃いものが新鮮です。
根元から先端まで、全体に太さが同じものを選びましょう。
ゴツゴツとしたイボ同士の間隔が狭いものほど肉質がち密で、風味や辛みも良好です。
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