八十八夜とは、立春を1日目と数えて、
88日目にあたる日のこと。
現代の暦か旧暦かにかかわりなく、
毎年ほぼ一定であることがポイントです。
日本では長く、
月の満ち欠けをもとにした太陰太陽暦(旧暦)が
使われてきました。
旧暦は季節とずれやすいため、
農業の目安とするには不便な点もあったようです。
そのため、太陽の動きを基準とした「二十四節気」や、
日本の気候風土を上手に言い表した「雑節(ざっせつ)」
という暦日がつかわれてきました。
入梅(にゅうばい)、
土用、二百十日、八十八夜などが雑節です。